服を取り返す夢

しばらく忙しく見た夢を思い出すのを怠っていたら、とうとうひどい風邪をひいてしまった。自分を取り戻すために風邪の間にみた夢を思い出しておく。

教室のような大きな会場に、たくさんの人が座っている。そこへ10人ほどの若い女性が入ってきて、ホワイトボードの前に立つ。どうやら彼女たちの着ている服を、チャリティーオークションにかけるらしい。しかしよくみると、そのうち3人の着ている薄い桃色のカーディガンと青いセーターは、私の服だった。そこで私は、妹が勝手にクローゼットから持ち出して、このイベントに使っているのだと気がつく。なんとか服を取り戻したいけど、大勢の前で声をあげるのは躊躇われる。特にその服は古着屋さんで買ったので、それを説明するのも恥ずかしく感じる。一方で、かつかつの生活のなかで、その服を買おうか買うまいか迷ったときの気持ちも思い出し、思わず駆け出して異議を唱える。近づいてよく見ると3枚のうち1枚は勘違いだったけど、それでも2枚は取り戻す。会場から逃げるように飛び出し、楽屋裏の階段のところで座りながら、妹とは絶対に絶交する、と考える。

着るものへの浅ましい執着心が拡大した夢だった。

via PressSync

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